Home お金の基礎 なぜ中央銀行は不況になると金利を下げたがるのか?

なぜ中央銀行は不況になると金利を下げたがるのか?

by Takeshi

どーも、管理人の八島です。

昨日のニュースでFederal Reserveが金利をさらに下げましたよね?

そこで昨日少しお話になったのが、なぜ金利を下げなければいけなかったのかです。これは今回の出来事だけでなく、大体悪いニュースが原因で株式市場が著しく下がるとかなりの可能性で中央銀行は金利を下げようとします。

それってなんでって考えたことはありますか?

この前のブログで、金利が上下することを理解することで、1歩、2歩先の出来事がわかるようになると少しお話ししました。今回は金利を下げることで景気にどんな影響がでるのかを一般的かつ簡単にお話ししたいと思います。

結論から言うと、金利を下げることで景気を一時的によくすることができるからです。いくつかの例を挙げていきましょう。

 

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ース1:消費者支出
中央銀行が金利を下げるとクレジットカードのレートが下がります。その為、クレジットカードなどの借りるコストが下がるので消費を促すことができます。また、お金を預金するレートも下がるので、銀行に入れていてもなにも利回りがでないなら、いっそのこと消費したほうがよいという人たちが出てくることで消費を促すことができます。

 

ケース2:住宅ローン
上記の政策により、住宅ローンの利子も下がるので、住宅ローンを借りて不動産の購入(消費)を促すことができます。特に考えてはいるもののまだ渋っている人たちにも家の購入を促すことができます。

 

 

ケース3:ビジネス
金利は我々のような消費者だけでなく、ビジネスにも該当します。金利を下げることで、色々なビジネスローンのコストも下がります。借入のコストが下がることで、企業に投資などを促すことができます。例えば製造業だったら、お金を借入して新しい機械などの設備投資を更なる低コストでできるようになります。

 

上記の例を全て見てみると、金利を下げることで消費を促しているのがわかります。消費を促すことで、GDP(国内総生産)を上げることで景気を良くしようとしているから金利を下げるということになります。

今回のコロナウイルスの場合でも同じことです。ウイルスが原因で、輸入、輸出、旅行業界を筆頭に色々な産業がスローダウンしてしまった原因で、景気が下がってしまいました。それを活気づけようと中央銀行(Federal Reserve)が金利を下げたということになります。結果は恐らくこの数週間で見えてくると思います。

金利を下げることで、なにか景気に副作用があるのか?と思った人もいるかもしれません。はい、確かにあります。このことを後々お話ししたいと思います。

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